新年あけましておめでとうございます。
平成23年初めの「月例先祖供養」の法要が1月9日(日)に催されました。
その模様をお伝えします。
当日は、天候にも恵まれ穏やかな日で、70人を超えるご信者の方々が参集され、盛大に開催されました。
法要に先立ち多目的ホールでは、表千家教授 濱田宗栄先生とその社中によりお茶とお菓子が振舞われ、お正月に相応しい邦楽をピアノ演奏家である門田恵子先生が奏でて、和やかな雰囲気が醸しだされていました。
また、シンフォニックペーパーアートの第一人者である三笠蓬莱講師の新作「契り」(ゴリラのプロポーズ・全て紙による手作り)が飾られ、その繊細で精巧な作品に皆、驚愕しました。講師に伺ったところこの作品の完成までに、1年間の歳月を要したとのことでした。
11時からの法要では、信養寺ご住職 小林栄量上人、矢田堀上人、浜田上人による各家先祖供養と参集した私達信者の健康と家内安全、心願成就をご祈祷いただきました。ご住職は法話のなかで、神仏との関わりについてわかり易くお話をされました。私達はお守りとして、倶生霊神符を身につけています。人は生まれながらにして、その人の一生を守護して下さる同生天・同名天という神様が両肩に存在し、この神様を総称して倶生神といいます。なぜこのお守りを身につけているのか。
それは、神様にご守護して頂いているということを意識することで、神様のお力をより発揮して頂けるということです。
だからと言ってすべてをお願いすれば問題が解決するものではありません。「天はご照覧されている」とお上人がよく言われます。つまり、自分自身の努力する姿を天は見ているということです。また、人はひとりで生きていけるものではありません。周囲の人の力を借りることも多くあります。
人の力だけに頼ることなく自分自身で努力すること、それによって自分自身に力を付けていくことができるのだと思いました。
中村正弓