大黒天神報恩感謝祭には、60名程の壇信徒の皆様が各ご家庭・会社・お店等で勧請されております子大黒天をお持ちなりました。
そもそも信養寺の大黒天神は、住職が大荒行堂第再行に昭和58年11月1日に入行され、大黒天神を御奉持致し、昭和59年の年が甲子の年に当り(60年に一度)、大荒行堂で勧請されました「甲子大古久福聚尊天」であります。
日蓮宗大荒行の第参行で大黒天の秘法を伝授されました信養寺住職と、お手伝いいただきました佐藤上人のもと、大黒天神報恩感謝祭が奉行されました。
壇信徒の皆様がお持ちになられました大黒様は信養寺の「甲子大古久福聚尊天」親大黒天の御前に於いて、一年間のご守護に感謝し、併せて浄塩香浴秘法が施され、更なるご威光を頂戴され、本年のご守護が祈願されました。
住職曰く、大黒天神供養相承事(日蓮大聖人)に、世間の楽及び涅槃の楽を得、貧窮の衆生には福力を与え、病ある衆生には良薬を与え、智無き者は智者と成し、短命の者は長命と成し、悪心の者は善心と成す。大黒天神を信ずる者は、現世安穏、福祐自在、来世成仏、得脱疑い無し。
とあります様に大黒様のお力は絶大であり、一生懸命働いて下さる神様であります。
一説には大黒様はとても大きく真っ黒になる迄働いて下さると言う意味合いで大黒様と呼ばれるという説もあるそうです。又、見返りを望まぬ神様でもあるとの事でした。
私達には、日々、目には見えませんが色々ご教示頂いております、感謝しながら勧請させて戴きたいと思います。
法要後はお寺で用意されたお茶と豆大福が皆様に配られ、皆様楽しく語らい。大黒様をお連れになり自宅へ戻られました。
小林 勝