日蓮大聖人第七百三十遠忌報恩御会式

信養寺では、毎年10月の日に「日蓮大聖人報恩御会式」の行事が行われます。

今年は10月16日(日)の晴天の日に、厳かな中にも住職の檀信徒への思いから

趣向を凝らした催しもあり、充実した一日を過ごさせて戴きました。

法要が始まる前に、表千家教授、濱田宗栄先生社中の皆様、講師の中村宗和先生より美味しい御抹茶と紅葉を表したとても綺麗なお菓子を皆様に振舞っていただき、心が静められ、法要に臨むことが出来ました。

お点前 中村友香さん

お点前 中村友香さん

お点前 中村友美さん

お点前 中村友美さん

また法要中に、中村宗和先生が日蓮大聖人様にお献茶をされました。

法要終了後には、有名な料理屋さんのお弁当が用意され、楽しい雰囲気の中で和気藹々と食事の時が過ぎました。

昼食

昼食

昼食後の法話は、当初住職の友人のお上人が法話をして下さることになっておりましたが、都合により今年は住職が法話をして下さることになりました。

御会式ということで、日蓮大聖人様が法華経「南無妙法蓮華経」をお弘め下さいました、いわばルーツとでも言いましょうか、解りやすくユーモアを交えながらお話下さいました。その中で私が強く印象に残った事を綴らせていただきます。

お題目の功徳とは「小児乳(しょうにちち)を含(ふく)むに其(その)味を知らざれども、自然(じねん)に身を益(やく)す、耆婆(ぎば)が妙薬(みょうやく)誰か弁(わきまえて)えて之(これ)を服(ふく)せん」(日蓮大聖人様 四信五品抄)

赤ん坊が乳を飲むのに其の味がどうであるとか、母親の乳かミルクか、乳への区別・分別などしなくても、与えられた乳を飲めば自然に成長し育っていくように、またお釈迦様の時代の天下の名医である耆婆(ぎば)の調整した薬はどんな病人も、病気が治るといわれています。この耆婆(ぎば)の作った薬を、病人が薬の成分は何か、どんな薬効があるのかと考えなくても飲めば病気が治るようなものだと教えられております。

お釈迦様がご苦労され、お積みになられました御徳も「南無妙法蓮華経」と信じて唱えることによって、自然とその功徳が、お題目を唱える私たちに譲り与えて頂くことができると教えて戴きましたことは、とても有難いことと感謝致しました。

「御会式」とは、日蓮大聖人様が、生涯を通し仏教を極められ、その教えが法華経「南無妙法蓮華経」に帰一されていることを覚られました。末法の我々衆生に授け・導いて下さった日蓮大聖人様の御徳をたたえ、感謝を捧げ、報恩に報いることが御会式の大切な意味であることが分かりました。

今年も日々、沢山のお力で、私達をお守り戴いていることをあらためて、再認識する機会を与えて戴いたことに深く感謝致します。

法話後は、日本舞踊協会委員・坂東流幹部師範・坂東 啓先生による奉納日舞は、「甲子待」大黒天を祭る行事の日に七福神が集まる様子が、手に通るように伝わり、思わず笑みがこぼれるとても素晴らしい舞いを拝見出来たことに感謝致します。

坂東流幹部師範・坂東 啓先生

坂東流幹部師範・坂東 啓先生

また、来年の御会式を楽しみに、日々精進を心がけて行きたいと思います。

神田 眞理子