聖徒団全国結集身延大会に参加して

4月21日・22日の両日、身延山の結集大会に参加して参りました。小林御上人他七名の参加で往復共に新宿↔甲府間は特急移動でしたので大変楽な旅?参拝でした。
俱生霊神符を身に着け、お題目を唱える方は全て聖徒と呼ぶそうです。伺う前は、何をするのかしらと興味深々でしたが、身延山に到着し、すぐご廟参(日蓮大聖人様の御廟に詣でる)をさせて頂き、一団体づつ一対の花を渡された時に、これは厳かな行事だと思い知らされました。みれば北から南まで遠方よりみえています。身延にお参りしたいという一心の方々の集まりです。
石段を一歩づつ上がるその姿に、日蓮大聖人様へ近づける喜びがあふれておりました。夜の行事までの時間、翌日大本堂で献燈のお役を頂いた中村様の二人の娘さん、友香さん友美さんのリハーサルに立ち会い、大本堂の雰囲気をたっぷり味わいました。めったにない経験でした。夕食後、一日目の大行事、唱題修行です。山門前の石の上に座り、竹灯の千本の灯りを見ただけで、心が静まりますのに、太鼓の音と共に全国の方々が声を一つに、ゆっくりと静かにそして大きく早くと、知らずに高揚してくるのが解ります。そして再びの静寂と共に、正面に「南無妙法蓮華経」の紫の字を拝見した時は自然と涙がこぼれました。真っ暗の闇の中に一点の光明とは、まさしくこういう事なのだなと。「聖徒タイムズ567号の一面写真を参考に。」
二日目、大本堂では皆様が入堂された後に団旗観閲式がまず行われました。「金町信養寺」という旗、プラカードを持ち入場するのですが、甲子園の高校野球の開会式をご想像して頂ければご理解できます。
その後、祝辞等に続き、献燈、献華、献香、納経と続きます。中村さんご息女お二人は息もぴったりに大役を果たされました。全員でお題目をあげ参加者の代表が「誓いの言葉」を述べられました。
仙台のその方は、大変、苦しいとは一言も仰らずに有難うございます。守られています。頑張っています。と話されました。それはその場に集まっていた人々全員の気持ちでしたでしょう。何かに信心をする心、そして人間は一人では生きてゆけないという意味がこもっていました。普段、肌守りを身に着け、強いお力を感じてはいるのですが、その感謝を示す為に、全国から人が集まる姿というのは、その場に居ないと味わえないと思います。来年はぜひ皆様で、参加させて頂きたいものです。6月の東北団参旅行も、物見遊山ではなく、守られている。生きている。自分は一人ではない。という感謝の気持ちで伺いたいと思います。
平成24年吉日
片平美根子 記
東日本大震災の一日も早い復興を願いつつ  合掌