東北地方団参の旅(2)

第2日目 6月16日(土)

午前9時大沢温泉山水閣を出発、厳美渓にバスを進めます。

車中ガイドさんより、みなさ-ん おはよう ございま-す のご挨拶。みなさ-ん お顔の肌【ツヤツヤ】で-す。5歳は若返っていますね~の声です。やっぱり?温泉の美肌効果があったようです。

大沢温泉山水閣は、豊沢の湯、山水の湯、南部の湯、薬師の湯 大沢の湯など、沢山抱えており豊富な湯で知られておりまして皆さんの、湯巡りが効いたかも? 本当にツルツルになりますヨ

さて厳美渓に到着です。厳美渓は栗駒山を源流とする磐井川の中流にあり、巨岩を侵食し奇岩、怪岩など多く、風光明媚な名所です。早速名物の【空飛ぶ団子】を注文です。清流の畔の休憩所の板をたたき、対岸の店主に合図すると籠に入れた団子が【ロープウエイ】でシュル シュルと降りて届く仕組みです。小雨も気にならず皆さんと団子兄弟となった次第。

続いて近くの毛越寺浄土庭園の観光です。少し小雨が降り、いにしえのムードたっぷりです。庭園をゆっくりと見学出来ました。池の周りにあやめも咲き、そのほとりにたたずむと女優の吉永小百合さんがそこにいるような感じでした。奥州藤原氏が求め創り上げた理想の浄土庭園を肌でたっぷり受け止めました。

昼食は平泉中尊寺近くでいただきました。被災地復興への思いとユネスコ世界遺産としての注目を浴び、何処のお土産屋さんも満員状態です。

三陸のコンブ、ワカメ、ノリ、和菓子,饅頭、せんべい,漬物、地酒などつい手が出ました。復興の手助けになればと自分に言い聞かせ、気持ちを落ち着かせる。

中尊寺金色堂の見学です。金箔の金色堂を外側からすっぽり包む形で覆堂(さやどう)におおわれておりまして、幾度か改修されているそうです。金色堂の須弥壇には藤原清衡、基衡、秀衡、のミイラ化した遺体と泰衡の首級が藤原4代にわたって納められているとのガイド放送には本当に驚きました。1124年の造立で現存する唯一の創建遺構でもあり、極楽浄土を表した金箔にも目を奪われました。

平安末期の1095年頃藤原清衡が戦乱の世を乗り越えてこの平泉に居を構えたのが始まりだそうです。そして1189年源頼朝に侵略されるまでの約100年間、優美な平安王朝文化の花を咲かせました。豊富な【黄金】を使い、3000点以上の国宝や重要文化財が今もこの地に守り伝えられているのには感動いたしました。

見学を終えバスは本日の宿泊場所、秋保温泉「佐勘」へと向かいました。

秋保温泉は仙台の奥座敷ともいわれ、「佐勘」は一番の老舗だそうです。その昔、仙台藩主伊達家の湯浴御殿として栄えた宿として語られております。

大きな建物で豪華です。広すぎて迷いそうです。

早速、殿様気分になり、のんびりと湯浴びです。まったくいい気分?いい気分??

本日の夕食は幹事さんのご配慮で宴会となりました。宴会と言えばもちろん【カラオケ】もセット。豪華な食事でお酒も入り、だいぶくつろぎました。幹事の小林勝さんに引っ張り出されては皆さん、思い出の歌、懐かしの歌、今はやりの歌、それぞれに選曲されました。最初は戸惑いましたがもう一丁の感じで挑戦してくれました。みなさん大変上手で、丁寧な歌い方でプロ級です。皆さんの歌い上手、踊り上手、にはもう参りました。

座も盛り上がり最後には宴席の真ん中で、みんな手をつなぎ、輪になって

踊りだす始末。これは何?秋保温泉踊りか? すずめ踊り? 大賑わいの愉快な宴会でした。